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5-3. 韓国人男性_兵役義務
韓国人男性から、「韓国での兵役義務を終えていないのですがそれでも帰化できますか?」というご質問を受けることがありますのでお答えしたいと思います。
結論としては、日本への帰化要件として、そのような要件が国籍法やその他ガイドライン等に定められておりませんので兵役を終えているかどうかは審査ポイントになりません。
もし仮に、兵役を終えていない韓国人の方で帰化申請について不許可になったのであれば、その他の要件を満たしていないことが原因で不許可となったと考えるのが自然だと思います。
ここで簡単に帰化の要件をおさらいさせて頂きます。
日本人と結婚されていたり、在日韓国人の方だったり、日本に縁がある方に関しては一定の要件が緩和されて帰化しやすいようになっておりますが、以下の表は帰化要件は、そのような緩和要件を持っていない普通の外国人の方の要件になります。
韓国人の方で日本に帰化を考えている方は、上記7つの要件をクリアしているかどうかチェックしてみてください。
ちなみに、日本への帰化が無事に許可された場合は、日本は二重国籍を認めておりませんので、韓国籍を離脱する必要があります。
兵役を終えていない方は、この韓国籍離脱ができないのではないかと考える方がいらっしゃいますが、こちらは離脱の許可申請をするわけではなく、韓国大使館や領事館に「国籍喪失の申告」を行うことになりますので、これは届出ですので不許可になることはございません。
もちろん韓国語で記載するので、内容に不備があったり、添付書類が足りていない場合は修正や提出を求められることはありますが、それは不許可ではありません。きちんと整えれば受理されます。
ちなみに、在日韓国人などの特別永住者の場合は、兵役免除対象者となりますので、そもそも兵役義務を果たしていないが日本に帰化できるか等のご質問を受けることがありません。
念のため、なぜ在日韓国人が兵役免除対象者かと言いますと、次の条件を満たしているからです。
特別永住者が兵役免除対象者である理由(以下の条件を満たしているからです。)
① 韓国以外の国で生まれた
② 韓国国内で生まれたが、6歳~18歳まで国外で成長した
(韓国での修学は3年以内なら許容される)
③ 本人が18歳になるまで、家族全員が永住権を取得している
以上、韓国人からご質問の多い「兵役義務を果たしていないが日本に帰化できるか?」についてお答えしました。
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